まだまだ寒さが厳しい日が続きます。
スタジオでも朝最初に来た人が薪ストーブに火をつけるのが日課です。
お昼過ぎまでストーブをつけておけば
午後からは太陽の熱で1階も2階も温められてその温度が夜まで持続します。
南西向きなので南面のからお日様が入ってくるのは11時くらいからです。
スタジオは1階の南側の木製サッシの建付け悪く室温の低下が早いです。
暮れに調整をしてもらったのですがもう一度やり直しです。
住まいは住んでいれば調整や補修、更新などが必要です。
少し気を付けていればより快適な生活が遅れると思います。
そんなお話を少ししてみたいと思います。
【①断熱性・気密性】
住宅の断熱性や気密性は高いに越したことはありません。
しかし出来上がっている家の建て替えや増改築はすぐにはできません。
まず、ご自分でもできる工夫をいくつかご紹介します。
1階の床が冷たいととても寒さを感じます。
床下は乾燥状態を保ち家を長持ちさせるために換気がされています。
しかし、この事が床を冷やすことにつながっているので
空気が入ってこないように床下換気口をふさぎます。
ただしこれは
冬限定です。
温かくなったらきちんと換気を行ってください。
換気を行なわずに温度と湿度が上昇するとカビや腐朽菌、白蟻の繁殖を招きます。
一般的に日本の住宅では床の温度が低く
その温度の放射(輻射)を受けるので寒く感じます。
本来は基礎部分をそっくり断熱材でおおってしまえば手っ取り早いのですが、
コストがかかるので簡単にできる方法をご紹介します。
いつもいる居間などは
厚手の絨毯を敷きましょう。
その下にアルミシートやエアキャップ(プチプチ)を敷き詰める と
床からの冷気が遮断されます。
できるだけ広い範囲でえると効果的です。
次に
サッシからの冷気止め ですが、
これには2種類の寒さがあります。
一つは
すき間風。
これにはサッシの
高さを調整することや、
ホームセンターで売っている
パッキン材ですき間をふさぐ ことにより防げます。
もう一つの寒さは
室内の空気が窓ガラスやアルミサッシにあたって
急激に冷やされることにより発生する
下降気流(コールドドラフト)によるもので、
こちらもすき間風のように感じます。
足元がスースーしたり
カーテンのすき間から流れ出してくる冷気がこれにあたります。
これは
ガラス面にプチプチをすき間なく貼ること で
ずいぶん違いがあると思います。
他にも雨戸を閉めたり、
カーテンや障子をしっかり閉めたり、
障子があるところは表側にも紙を張って紙を2重にするだけでも効果があります。
意外と多くの方がやっている事があります。
お風呂の窓やトイレの窓は換気の為に開いていませんか?
窓は閉めて換気は換気扇で行ってください。
換気扇の着いていない家は換気扇を着けましょう。
そうすることにより外気を直接取り入れることなく、
廊下など家の中の空気がトイレやお風呂を通って外に廃棄されることになります。
お風呂の換気扇は湿気が無くなり表面が乾くまで運転をしておいてください。
換気量の少ないものであれば入浴時だけ切って
あとは点けっぱなしでも良いかもしれません。
必ず窓は閉めてください。
窓を開けて換気をすると
外気温まで浴室自体の温度が下がり寒いだけでなく、
乾燥もしにくいので湿気が取れません。
そうするとカビが生える原因にもなります。
完全に乾いた状態が1日のうち数時間あればカビは生えにくくなります。
明日は【②ファンヒーターやストーブ】
についてお伝えします。