『三牧の徒然日記』

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2008 あけましておめでとうございます

昨年の急激な景気の低迷の中、住宅・不動産市場の活性化を目的に住宅ローン減税が実施されます。この減税策の中では住宅が2種類に分けられています。それは“一般住宅”と“長期優良住宅”の2種類です。そしてローン減税の最大控除額はそれぞれ一般住宅が500万円で長期優良住宅が600万円です。これは、どういうことでしょう。

一般住宅とは文字通り従来からある一般的な住宅です。(建築基準法の範囲内で作られる住宅でありハウスメーカー、工務店、大工さん、建売業者などにより基準はバラバラ)、そして長期優良住宅とは「長期優良住宅の普及の促進に関する法律の規定に基づく認定を受けた長期優良住宅」とのことです。とてもわかりにくいですが、これは「良質な住宅が建築され、及び長期にわたり良好な状態で使用されることが住生活の向上及び環境への負荷の低減を図る上で重要」(前期法律の一部抜粋)つまり資源のない日本で作っては壊ししていては環境に良い訳もなく、ましてや個人の財産で何度も家を作らなければいけないのは世界的に見てもとても不自然です。これから建てる住宅は、地震に強い構造、冷暖房費があまりかからずに快適な断熱性、長期間使用できるように間取りが変えられる可変性、そして設備がメンテナンスできる仕組み、そのような住宅を建てて、そして住宅の維持管理の計画をし、コストをかけて維持管理をする価値のある住宅を建てましょう、そんな方向に向かっていくことでしょう。そして価値のある住宅が増えてくると中古住宅(新築が一番良くて時間が経つと価値が下がる)ではなくて既存住宅(すでに存在し誰もが価値を認める住宅)みたいな考え方が増えてくると良いですね。これは土地と建物、そして環境、景観、生活施設(学校、病院など)などを切り離さないで評価する考え方が多くなっていく事でしょう。

今回のローン減税は、残念ながら良質な住宅の普及よりも経済対策に大幅にかたよった方向になってしまいましたが、減税の差額とコスト差にではなく出来上がる住宅の持つ価値に注目が集まってくれると良いなと思います。

 春には、さいたま市大和田町にモデルハウス・スタジオ(事務所)も完成いたします。こちらで様々な勉強会やイベントを行いいろいろな価値観を皆さんと共有できる一年になれば良いなと思います。今年もよろしくお願いいたします。いつもありがとうございます。
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# by organic_mimaki | 2008-01-01 00:00