今回で最終回になります。
何かのお役に立てればと思います。
≪建材の話≫ 外壁や内装材など
「どのような建材をお勧めするか」
ずいぶん迷っていた時期もありました。
今では一つの基準を作ってお勧めするようにしています。
それは
「経年美」
時間が経ってどうみえるかという基準です。
このこと自体が非常に主観的ですが
【庭木が大きく育ち石が苔蒸してその環境に調和して家にも味が出てくる】
そのようなことが実現できる建材が良いかなと思います。
無垢の木のフローリングや珪藻土・しっくいなどの
いわゆる自然素材が今ではずいぶんと入手しやすくなりました。
オーガニック・スタジオではそれらを使用しています。
手入れに手間がかかることはありませんので、
リフォームの機会などに考えてみてはいかがでしょうか。
≪太陽光発電と断熱性≫
発電効率も少しづつ上がり
値段も下がりずいぶん使いやすくなった太陽光発電ですが、
どんな家でも導入して良いとは思えません。
しっかりとした断熱性があり
熱エネルギーが無駄にならないつくりの家でないと
せっかく発電したエネルギーがどんどん外に漏れていくことになってしまいます。
屋根の上では一生懸命エネルギーをつくり
屋根の下からエネルギーを垂れ流しにしているような例も
たくさんあるのではないでしょうか。
再生可能エネルギーの代表の太陽光発電ですが、
あまり発電した後の利用の仕方について触れられることが少ないようです。
再生可能エネルギーの発電量の割合を増やすことも大切ですが、
エネルギーの使用量自体を減らすことも重要です。
両方できれば一番良いですね。
このような事を家づくりにおいて大切に思っております。
何か気になる事があればお気軽にご相談くださいね。